Big Mural
徳島, 日本
2008.2

徳島市立北井上小学校

場所: 徳島市立北井上小学校 図工室、6年教室 他
日時: 2008年2月 「キッズゲルニカ」製作
主催団体名: 徳島県 徳島市立北井上小学校
住所:    〒779−3102 徳島県徳島市国府町西黒田南傍示205の2
担当者:   6年担任 太田 裕子
参加した子どもたち:  北井上小学校6年生50名(*2008年3月卒業)

絵について:
 北井上小学校6年生では,毎年,総合学習の時間に国際理解をテーマにした活動をしています。今年も5名のゲストを招いて国際交流をしたり,ゲストから聞き取ったことから課題を見つけて調べ学習に取り組み,平和について考えたり話し合ったりしてきました。さらに今年は,図工の時間に世界の児童画や「キッズゲルニカ」の絵を鑑賞し,それぞれの国の文化を知ったり,作者の思いやメッセージを考えることで,国際理解を広げたり平和への思いや願いを深めたりしてきました。
 1月に行われた学習発表会では,一連の学習で学んだり考えたりしてきたことや平和への願いを発表し,6年生全員で「この星に生まれて」を歌いました。この絵は,その時の様子を表しています。右側にいるのが6年生50名の子どもたちと先生です。左側に展開している絵は,豊かな自然の中で共存している人と動物たちです。そして,戦争や地雷の恐怖なくのびのびと遊んだり踊ったり,自分の夢に向かって学ぶ子どもたち。自分のふるさとで心穏やかに暮らす家族。さらに,徳島県の伝統文化である阿波おどりを描きました。左の木の実には,命や人,愛や夢など,平和に関して大切だと思う漢字を,右上の地球を包むリボンには,「このような平和な世界を一緒に実現させていきましょう」という思いを込めて,「Dreams come true together」と,「この星に生まれて」の歌詞の一部を書きました。中央上にいるのは徳島県のマスコットすだちくんです。

 
 


メッセージ:

★     僕達は6年生になって平和について学習しました。11月には国際交流を行い,外国の方の話を聞きました。内戦の影響が続いている国や医療が十分に届いていなくて平均寿命が日本の半分くらいしかない国もありました。また,総合の時間に本やインターネット調べて,まだ世界は平等でないことが分かりました。そこで,僕達がもった気持ちをキッズゲルニカに描くことにしました。平和で,人々の人権が大切にされて,みんな仲良く・・・僕達がキッズゲルニカにこめた思いです。少しでも世界がよくなっていくように心を込めて絵を完成させました。
★     私は総合的な学習の時間に,平和についていろいろなことを調べました。外国の方との交流会では,知らなかった外国の現状を知ることができました。まだまだ医療面や衛生面,内戦での問題があることを身近に感じることができました。ビデオで汚れた水を飲んでいる子どもを見た時は,とても驚きました。調べ学習では,世界にはまだまだいろいろな課題が残っていて,困っている国がたくさんあることが分かり,日本みたいな国は少ないんだと思いました。私達が描いた絵を見てくれた人達に,「戦争がなく平和で,自然が豊かで,みんな笑顔で楽しい世界にしよう」という思いが伝わってほしいです。
★     私は世界中がこの絵のように戦争がなくて,学校で勉強ができて,きれいな水が飲めるそんな平和なところになってほしいと思いました。総合の時間にビデオで見た国の子どもは「まきを運びのため学校に行けず,もっと勉強がしたい」と言っていました。日本では,勉強がいやな子どもも多いけど,勉強がしたくてもできない環境の中でがんばっている子どもがいることを知りました。わがままばかり言ってられないと思いました。
★     このキッズゲルニカは,学習発表会で発表した「ぼくたち・わたしたちの願い」を元にして描かれたものです。私は絶滅の心配のある動物を描きました。戦争がなく,生きるに十分な食べ物があって,どこの国の子どもたちも幸せに暮らせるように・・・という思いを込めて描きました。
★     私達は,学習発表会で「ぼくたち・わたしたちの願い」を発表しました。ここでは,総合学習で世界のことを知り,平和な世界になってほしいという私達の願いを発表しました。この時の様子をこのキッズゲルニカに描きました。私達はこの絵に戦争がなく,みんなが助け合えるような世界にしたいという思いを込めています。これからの未来がこの作品のような世界になったらいいと願っています。
★     私はキッズゲルニカに「平和な世界になってほしい」という気持ちを込めて描きました。世界のことを調べていくうちに世界のいろいろな現状を知って,何度も協力したいと思いました。でも,外国に行って助けることは今の私には無理なので,キッズゲルニカの絵で表せたら・・・と思いました。平和な世界になって今苦しんでいる人達の笑顔が取りもどせたらいいです。そんな思いを,絵を見た人達が心の中で感じ,残してくれるとうれしいです。私達の思いや願いが世界の人々に届いて,平和で安心して暮らせるそんな地球,世界にしていきたいです。
★     僕達はいろいろな国の厳しい現状を知って,平和について考えました。みんなで考え,話し合った「平和」が僕達のキッズゲルニカです。僕達のキッズゲルニカでは,動物が笑い,子どもたちも笑顔で遊んだり,一生けん命勉強したりしている差別や戦争のない絵になっています。この絵のように世界中の国がなるといいです。

活動の流れと様子:

2007年10月    世界の国調べ    *国際理解学習の始まり
      11月    世界の児童画鑑賞
              国際交流会 
             *5名のゲストと交流。それぞれの国の特徴と課題を知る。
             世界の「キッズゲルニカ」の作品鑑賞
             世界の課題について調べる学習
      12月    平和について考える学習
      1月    学習発表会
             *ゲストより聞き取ったこと,学んだこと,平和について考えたこと,平和への願いを発表する。
      2月    「キッズゲルニカ」製作 

            (1)どのような絵にするかなどを話し合う。
            (2)個人で構図や平和の絵を考える。
            (3)構図決定後,役割分担をし,別紙に下絵を作成。
            (4)キャンバスに写し,下絵を作成する。
            (5)着色
            (6)メッセージを書き込む。

      3月    6年生を送る会
             *全校生徒に初披露
            卒業式
             *体育館背面に掲示。
            保護者,地域の方に披露